船の科学館が廃墟に?リニューアル?休業?お台場

船の科学館が廃墟に?リニューアル?休業?お台場

船の科学館の閉館理由

 

「船の科学館」の閉館理由は、主に建物の老朽化によるものです。1974年に開館したこの博物館は、長年にわたり海と船の文化をテーマに多くの来館者を迎えてきましたが、建設から50年が経過し、建物の老朽化が著しくなったため、解体が決定されました。

 

船の科学館

 

船の科学館 公式ホームページ │Museum of Maritime Science

 

 

具体的には、2011年に本館での展示を休止し、一部の展示物を別館展示場に移設していましたが、本館は再オープンすることなく解体されることになりました。また、別館展示場と屋外展示資料の公開も2024年1月28日で終了し、初代南極観測船「宗谷」の展示のみが継続されることとなっています。

 

当時の船の科学館の主な見どころを紹介します。

 

別館の収蔵品展示
別館では、日本海軍の艦船模型や南極観測船「宗谷」に関する展示が行われています。特に注目すべきは以下の展示です。

  • 日本海軍の艦船模型: 戦艦、巡洋艦、空母など、700分の1スケールの艦船模型が166隻展示されています。
  • 南極観測船「宗谷」: 太平洋戦争中に特務艦として活躍した「宗谷」の歴史や、乗組員が実際に使用したカメラなどが展示されています。

屋外展示エリア
屋外展示エリアには、潜水調査船や大型スクリュープロペラ、戦艦の主砲、灯台など、海洋に関連する科学や歴史についての展示物が多数公開されています。特に以下の展示が見どころです。

  • 潜水調査船「たんかい」: 大人から子供まで楽しめる展示物で、潜水調査船の内部を見学することができます。
  • 大型スクリュープロペラ: 船の推進力を生み出す重要な部品で、その巨大さに圧倒されます。
  • 戦艦の主砲: 戦艦に搭載されていた主砲の実物展示で、その威力と歴史を感じることができます。

イベントと体験学習
船の科学館では、定期的に各種イベントや体験学習が開催されています。特に家族連れにおすすめのイベントが多く、以下のような体験が楽しめます。

  • カヌーの操船体験: 5月から7月、9月、10月に開催されるカヌーの操船体験やセーリングカヌー乗船体験は、子供たちに大人気です。
  • 絵本の読み聞かせイベント: 館内で不定期に開催される絵本の読み聞かせイベントは、子供たちに海や船の魅力を伝える良い機会です。

南極観測船「宗谷」の実物展示
南極観測船「宗谷」の実物展示は、船の科学館のハイライトの一つです。「宗谷」は、南極観測や太平洋戦争中の特務艦としての歴史を持ち、その実物を間近で見ることができます。

 

まとめ
船の科学館は、リニューアル中でも多くの見どころがあり、家族で楽しめるスポットです。別館の収蔵品展示や屋外展示エリア、各種イベントや体験学習を通じて、海と船の文化に触れることができます。特に南極観測船「宗谷」の実物展示は必見です。訪れる際には、公式ホームページで最新の情報を確認することをおすすめします。
船の科学館体験レポ。リニューアル休館中でも無料で楽しめる

船の科学館の悪い口コミ

船の科学館の悪い口コミ
船の科学館に関する口コミの中には、いくつかのネガティブな意見も見受けられます。以下に、具体的な悪い口コミをいくつか紹介します。

 

展示の縮小と閉館

  • 「2011年9月より本館展示が休止中で現在の展示は別館での小規模なパネル展示と屋外での初代観測船『宗谷』のみです。どちらも現在入場料は無料ですが、宗谷については乗船時に『宗谷保護に関する協力金(額は任意)』を求められます。」
  • 「展示されていた青函連絡船『羊蹄丸』も2011年9月に展示が終了し2013年4月に解体されましたし、二式大型飛行艇は12年も前の2004年4月に鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地の屋外展示に移設されています。」

施設の老朽化

  • 「宗谷については一部雨漏りなどもしているようでだいぶ痛みが来ているものの船室や艦橋を見ることができます。」

アクセスの不便さ

  • 「ちょっと移動は大変なのですが、思った以上に大人でも楽しめる施設でした。周遊の無料バスをうまくつかって他の施設をまわるのがよいと思います。」

展示内容の限界

  • 「本館展示休止中で主な見どころは初代南極観測船宗谷のみ(所要30分〜)。」

これらの口コミから、船の科学館は一部の展示が縮小されていることや、施設の老朽化、アクセスの不便さなどが指摘されています。訪れる際には、これらの点を考慮することが重要です。

船の科学館の料金と割引

入館料

  • 入館料: 無料

割引情報
船の科学館では、特定の割引制度は設けられていませんが、無料で入館できるため、誰でも気軽に訪れることができます。

船の科学館のアクセス 住所・電話

住所:東京都品川区東八潮3-1
電話:03-5500-1111

 

船の科学館は、に位置しています。アクセス方法としては、以下の交通手段が便利です。

  • ゆりかもめ:「東京国際クルーズターミナル」駅から徒歩0分
  • りんかい線:「東京テレポート」駅から徒歩12分

営業時間は10:00 a.m. ~ 5:00 p.m.で、休館日は月曜日(祝日の場合は火曜日)です。ただし、春・夏・冬休み及びゴールデンウィーク期間は除きます。また、年末年始(12/28~1/1)は休館となります。