「行ったことあるけど、つまらなかったよ」
葛西臨海水族園の口コミには、そういう意見があります。
えー!?今度行こうと思ってたけど、行ってつまらなかったらイヤだな…というあなたは読んでみてください。
葛西臨海水族園がつまらないと言われる理由を調べたところ、次の2つでした。
このうち、アシカやイルカ、ラッコなどの海獣がいないからつまらない(遊びにいく先としては地味)、というのはかなり少数意見でした。
「つまらない」という意見の人の多くは「静かに魚を鑑賞したいのに、子供が多くて騒がしいので楽しめない」「混み過ぎで行きたくない」というタイプの方のようです。
ちなみに、私も騒がしいや混んでるのは苦手なタイプです。
しかし、葛西臨海水族園にはちょくちょく行っています。
次に、葛西臨海水族園が評価されている点を見ていきましょう。
都営のため入場料が安い
葛西臨海公園水族園に行くよ。
電車はディズニーに行く人で満員だったけど、そこに行く値段で水族館15回行ける! pic.twitter.com/0N9sVsKMRj— FUNA (@FUNA84) March 10, 2024
葛西臨海水族園は、入場料が700円と激安。年間パスポートも2,800円で、4回行けばモトが取れる価格設定。
また、小学生以下はいつでも誰でも無料なんですね。中学生も「都内に住んでる、または都内の学校に通ってる」場合は無料。
さらに、みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)、開園記念日(10月10日)は誰でも無料で利用できます。
そりゃあ子供連れの家族で賑わうのは当然と言えるでしょう。
だってさ、大人一人で子供3人くらい連れて行っても、大人ぶんの700円だけで何時間も遊べる。
マグロの回遊が迫力
地味…と言われる葛西臨海水族園の中でも、「これはど迫力」と注目されているのがマグロの回遊。
引用:葛西臨海水族園公式サイト
実は、国内150以上の水族館のうち、マグロを展示しているところは少ないんですね。なんと4箇所しかない。常設しているのは葛西臨海水族園のみです。なんでかな…マグロは高いから?
ドーナツ状の水槽を、マグロが無限にぐるんぐるんと泳ぎ回るんですね。
葛西臨海水族園・クロマグロの遊泳シーン🐟 マグロ見れるの珍しいのに入館料700円とは✨ pic.twitter.com/hTGcrrWwDv
— 短波交通(株) 広報部 (@tamparadiotaxi) March 10, 2024
ほかにも、巨大水槽に泳ぐハンマー型の頭を持つアカシュモクザメや、ボール状に固まって一匹の別の生き物のように見えるイワシの群れに「ずっと見てられるわ…」というコメントもありました。
こちらはフェアリーペンギンの赤ちゃん。
葛西臨海水族園のフェアリーさん。
むちゃくちゃ可愛くて1時間くらい見てた覚えがあるw pic.twitter.com/Lm0DADxrjI— おもち (@omochi_hoshino) March 10, 2024
葛西臨海水族園は日本一のフンボルトペンギンの飼育数を誇っています。その数、約140羽。
葛西臨海水族園の見どころだった「ペンギン」は、2024年10月末まで展示休止予定だそう。理由は補修工事のためですが、2024年3月12日から、一部のペンギンが復活します。
3/12〜 ペンギンの展示を一部再開します | 東京ズーネット
建物の建築が素晴らしい
私は「おお、さすが水族館。凝った作り…」としか思わなかったのですが、詳しい人によると…
「谷口建築の傑作、ということで見に行ってきました。丸い水盤の中央にあるアトリウムから鑑賞者自身が水の中に入っていく、という導線が秀逸ですね。地上の光きらめく世界から、暗い水の中へと否が応でも気分が盛り上がります。この水族館にはイルカやアシカなど水族館のヒーロー格はいませんが、多種多様な水生生物が展示されており、家族連れを中心に多くの人が訪れていました。今後老朽化を理由に隣地に新しい水族館を建設して移行していくとのことですが、用途転換を工夫するなどして、この素晴らしい建築が残っていくことを切に願います。」
引用:葛西臨海水族館の口コミ(Googleマップ)
ほへー。谷口建築ってなんだろ。
国際的に有名な谷口吉生という方が設計した建築物で、毎日芸術賞や建築業協会賞(BCS賞)を受賞されてる何やら凄い人。
建築に詳しい人に言わせれば、以下のような特徴があるのだとか。
「谷口建築は、ル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエといった近代建築の巨匠たちから受け継いだモダニズムの理念を基盤としています。機能主義に基づいた合理的な空間構成、軽快な構造体、そして素材の質感にこだわり抜いたミニマルなデザインは、谷口建築の普遍的な魅力の一つと言えるでしょう。
しかし、谷口氏は単にモダニズムを踏襲するだけでなく、常に新しい表現方法を探求し続けてきました。例えば、伝統的な日本建築の要素を取り入れた空間構成や、自然光を巧みに取り込んだ空間演出は、谷口建築に独特の温かみや繊細さを与えています。」
うーん、よくわかんないけど、「自然光をたくみに取り込んだ空間演出」というのは、葛西臨海水族園にも取り入れられてる気がします。
2017年にGINZA SIXを設計した人でもあるんだって。あれもガラスがピカピカしてきれいだったなぁ。
資生堂アートハウスとか、ニューヨーク近代美術館新館とか、国内外問わず、建築が評価されているんですね。
なので、建物自体を目的に行く人もいるくらいです。
まとめ
まとめるとこんな感じ。私自身は葛西臨海水族園好きなのでちょっと偏ってるかも。
つまらないと評価される点
面白い、良いと評価される点
葛西臨海水族園は、料金がメチャ安なため、とにかく人が多いです。特に家族連れが多い。
少しでも混雑を緩和するために、混雑予想カレンダーが公式から公表されています。
葛西臨海水族園の混雑予想カレンダー / Tokyo Sea Life Park Crowd Forecast Calendar | 東京ズーネット
週末特に混んでます。あちこちでギャン泣きしてる子はいるし、走り回ってる子はいるし、学校の遠足で来る子供の集団もいます。
当然、静かに鑑賞するなんて無理です。
逆に言うと、子供連れの人は「子供が騒いでも安心」な場所と言えるでしょう。
しかし、私はある口コミを見てはっとしました。
平日開園時間すぐはガラガラでゆっくり見れます。時々学生の団体さんがいらっしゃいますが基本は空いています。
なるほど!いい口コミ!
なので、私は平日の午前中(9時30分~)に行って、静かに魚を鑑賞しています。
食事処は、セリフサービス方式のレストラン「シーウィンド」があります。
定番の「まぐろカツカレー」のほか、変わったメニューが揃ってます。
こんなの食べて帰るしか選択肢ない。
さすが東京の水族館だね。
伊豆大島からはウツボフライ、
八丈島からはクサヤモロのメンチ、ハマトビウオのたたき揚げ、目鯛フライ。
たたき揚げとウツボが特に美味かった。葛西臨海水族園に来たらぜひ!! pic.twitter.com/6LCrtILESo— FUNA (@FUNA84) March 10, 2024
ウツボのフライって珍しいですね。食べた人によると、小骨まみれで食べにくいけど味は美味いとのこと。
けっこうボリュームありますね。
自分でウツボを料理して食べた人の記録によると、「からあげにして骨ごと食べようと思ったけど、無視できない大きさの骨が残って無理だった」とのことでした。
とても、骨取りできるようなレベルじゃないと。
SNSには「ウツボ美味しい」「皮がゼラチン質で旨い」ってコメントが溢れてるけど、ちょっと身構えてしまうなぁ。記念に食べてみるならいいけど。
関連)ウツボ、美味いか不味いか試してみたら。 | 横浜丸魚株式会社
ところで、2024年3月時点で、公式サイトの「おすすめメニュー」には、ウツボフライなどはありませんでした。でもSNSだと、2024年3月8日にウツボのフライを葛西臨海水族館で食べたという情報あり。現地のメニューのみに「大島ウツボフライプレート」(1,100円)があるのかな。
別のフライ系だと、「八丈島海の幸フライ」(1,200円)が健在でした。
メダイ、トビウオ、ムロアジのフライがセットになっている定食。
ウツボフライは短期のみお試しで出しているということなのかも知れないですね。
近くの食事できる場所は、以下があります。
イクスピアリ
ショッピングや映画、レストランが楽しめる複合施設で、ディズニーリゾートの近くにあります。
葛西臨海公園のバーベキュー広場
手ぶらでバーベキューが楽しめる施設があり、家族や友人と一緒にアウトドアを満喫できます。
遊びに行くとしたら、どのくらいの時間を見込んでおけばいいんでしょうか?
葛西臨海水族園は、一般的な観覧時間として約1時間30分から2時間を想定しています。
葛西臨海水族園では、車椅子の貸出が無料で、利用時間は閉園まで可能です。先着順で予約はなし。ただし、一部のエリアはアクセスできません。(「ペンギンの生態」エリア階段下の水槽展示部分と「東京の海」エリアにある階段上の通路)
関連)障害のある方、ご高齢の方へ | 葛西臨海水族園公式サイト
また、授乳室も完備。正門横レストハウスと本館2階にあります。基本、授乳室は女性のみ利用可。男性の授乳室利用はスタッフに相談、ということになっています。
さらに、葛西臨海水族園では、補助犬の入園が可能となっています。ただし、ペットとしての犬や猫、昆虫などの入園は許可されていません。
電車、バスが推奨。
車で行く場合は、葛西臨海公園の駐車場を利用しましょう。
収容可能な台数は181台(そのうち身障者用18台)です。
料金は普通車で1時間まで300円、以降20分ごとに100円です。
紙幣は1,000円札か小銭のみ利用可。SUICAやクレジットカードが使えるのは嬉しいですね。
車を借りる場合は、3時間程度だったらレンタカーよりもカーシェアのほうが安くすみます。
近くのカーシェアを調べていて、ちょっとおもしろかったのがコレ。
3時間45分で5,000円とお高いし、いろいろ条件がついてて面倒です。
しかし、直近の予約はだいたい埋まってるという人気車。
コレに子供乗せてでかけたらテンション上がるだろうなー。
「わナンバー」じゃないし、カーシェアのステッカーみたいなのもないので、自家用車感あります。
アースカーというマイナーなカーシェアの車です。
まあ、でも水族館に行くのには合わないかも。
公式サイトの検索画面で「木場駅」って入れると出てきます。(木場駅は、葛西臨海公園駅の3つとなりの駅。)
普通のカーシェアは以下のものがあります。
タイムズカーシェア
わりとどこにでもステーションがあり、借りやすいのが魅力。
関連)タイムズカーシェアの評判
オリックスカーシェア
ステーションは偏ってるけど、無料で会員になれるのが魅力。
関連)オリックスカーシェアの評判